オリンピック後も不動産は魅力的!?10年後を見据えた「再開発計画」とは? Vol.2
- 不動産投資再開発
- 2016.05.16
大手町・丸の内・有楽町エリア
日本を代表するビジネスセンターである「大手町・丸の内・有楽町エリア」は、1990年代後半から連続的な建て替えが行われており、かつてのオフィスワーカーに特化した機能から、商業や文化施設といった複合機能の街へと、ダイナミックな変貌を遂げている。
その中でも、大手町合同庁舎跡地を活用した、連鎖型都市再生プロジェクトの第3次事業である「大手町一丁目第3地区第一種市街地再開発事業」、「りそな・マルハビルおよび三菱東京UFJ銀行大手町ビル建替え(大手町一丁目2地区計画)」、「逓信ビル・旧東京国際郵便局等跡地再開発(大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業)」には注目したい。
特に災害時でも業務を継続できるよう、自立性の高い電源(ガスコジェネレーション、非常用発電機)を導入するとともに、帰宅困難者の受け入れ支援能力を強化するため、一時滞在施設と防災備蓄倉庫を整備する計画だ。また、大手町と神田をつなぐセントラルプロムナード、サンクンガーデンの整備等により、魅力ある立体的都市広場の形成を目指している。
10年後の「東京」は一変する?
これまで見てきた3つのエリア以外にも、日本橋や品川周辺でも大規模な開発が進行中であり、2025年頃までに東京都心部も大きな変貌を遂げていくだろう。
今後の発展が期待通りに進めば、世界の都市総合力ランキング(GPCI)において、東京が1位になる可能性も無いとは言い切れないはずだ。