路線価2年連続上昇、銀座はバブル期越え
- 不動産売買不動産投資再開発
- 2017.07.03
1平方メートルで4032万円
国税庁は3日、相続税や贈与税の計算基準となる2017年分の路線価(1月1日時点)を公表した。全国平均は前年を0・4%上回り、2年連続で上昇。上げ幅は0・2ポイント拡大した。
32年連続で日本一となった東京都中央区銀座5の「鳩居堂」前は1平方メートルあたりの価格が4032万円で過去最高だったバブル直後(1992年)の3650万円を上回り最高額を更新した。銀座エリアの地価上昇は、松坂屋銀座店跡を再開発した商業施設「GINZA SIX」や東急プラザ銀座などの再開発に加え、訪日外国人客の増加によるホテル需要や消費の高まりなどが背景にあるとみられる。都心部の地価上昇は一服感があるものの東京オリンピックの開催や再開発の予定が今後も続くことから売り手は強気の姿勢を崩していない。