不動産投資の初心者でも5ステップでわかる「不動産投資の流れ」 Vol.2
- 不動産投資
- 2016.09.21
不動産投資の流れ
不動産投資と一口に言ってもやり方はさまざま。ここではオーソドックスな不動産投資スタイルとその流れについて説明する。
【1】物件を探す
まず、投資対象となる物件を探す。大半は不動産会社へ訪問し、数ある物件の中から選んだり、紹介してもらったりする。最近では、インターネットで全国の物件を見ることが可能なため、インターネットで目を慣らしてから行く投資家も多い。
また、裁判所に行って競売物件を探したり、自分で歩いて探すというやり方もあるが、一般的に良い方法とはいえない。競売物件は普通より安く買えることが多いが、一般の不動産よりも豊富な知識と分析力が必要になる。
【2】分析をする
目ぼしい物件があれば分析をするのだが、その物件に投資してどれくらいの収益を上げることができそうかが重要になる。この分析には様々なジャンルの知識が必要となり、資金計画から最終的にその物件をどう処分するかまで、かなり先の見通しまで考える必要がある。
【3】契約をする
投資先が決まれば、契約を締結して不動産を取得する。
契約自体は難しいものではないが、やはりある程度の知識は必要だ。契約には民法、宅建業法などの法律が絡むため、最低限必要な法律面の知識も知っておいた方が賢明だ。
【4】賃貸経営する
不動産投資を単なる資産運用ではなく、ビジネス・経営と捉える投資家も多い。
投資先の株を持っている人が、経営に口を出すことは一般的に無いが、不動産投資の場合は、その不動産の経営に関する全権が自分にあるといえる。だからこそ、取得した不動産からより多くの利益を得るために努めなければならない。
しかし、実際の運営を不動産管理会社に委任している投資家も少なくない。物件の清掃や滞納家賃の催促まで自分でやるとなれば、時間と労力がいくらあっても足り無くなってしまうので要注意だ。
【5】出口から退場する
いくら不動産投資が長期に渡る投資だとしても、最終的にその物件をどうするのかを考えなければならない。この考えを「出口戦略」という。
出口戦略の考え方には色々あり、「売る」「建て替える」「相続する」「更地にして貸す」「宅地として分譲する」などの方法的なことと、「どのタイミングで」といった時期的なことが存在する。
大事なことは、不動産投資を行うときから出口戦略を考えておかなければならないということだ。